against the grain ~ 世捨ての定義 【4】 ,,20191123
against the grain ~ 世捨ての定義 【4】 ,,20191123
【4 要旨】
「世捨て」とは、
「意に染ソまぬことはしない自由(=孤独)を持つこと」、
とりわけ
「我が意に反して(against the grain) 為ナす世間・他者との関係を極小にする」
生活を謂う。
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against the grain
と、聞いてロリー・ギャラガーを真っ先に思い浮かべる人がいたら、多分仲良くなれそうだ。
が、今はアイリッシュブルーズメ~ンの話ではない。
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世捨て、の定義……と云うほど精密ではないが……意味合いの話です。
世捨ての「世」は世間の世であって、世界の世ではない。
山の中で人知れず自給自足しなくとも世間は捨てられる。
捨てる、と云う言い方はやや物騒剣呑なのであるが、まぁ語呂もいいし伝統的な用法でもあるから使わせてもらう。
正確には、完全に捨てる=断絶するわけではなく、「一方的に開いたり閉じたり出来る」細い経路は残しておく。
ややカッコ悪くて、ズルくてもイイのだ。
別に美意識ありきの我慢比べをやっているわけではなく、「特殊な幸福」を求めて世捨て人になろうというのだから。
要するに、捨てると云っても全面的に関係を断つ訳ではなく。
……それは、経済倫理的(計算があうなら感情的になら無い由ヨシ)に引き合わない。「周の粟ゾクは喰ハまず」と云う硬骨な趣味は無い。……
「意に染まぬことはしない自由を持つ」ことであり、
自由とは孤独の同義語なのだから必然孤独な生活となる。
意に染まぬ、とは具体的には、人間関係、人との付き合いについてであるから、結局「世捨て」とは、
「我が意に反して(against the grain) 為す世間・他者との関係を極小にする」
と云うことを意味する。
まっ、早い話が、金の為に、そして孤独、仲間外れが恐くて、寂しさをまぎらわす為に、おべんちゃらを使うのにはうんざり、草臥クタビれたのだ。
・・・ ヒトリゴト、(# ̄З ̄)ブツブツ ・・・。。
思えば、なんだかんだ、手っ取り早く金を稼ぐ為に、性に合わないクソ営業とファッキン接客業を三十年以上生業とした恥多き日々。
だから、人とあわせて適当に付き合うのはそこそこウマイんだよ。
上手いけど大嫌い。そして、自己嫌悪。
普通の人が普通に出来ることが苦しいとは、コミュ障では無いが、どこか壊れてるんだろうなー。
ま、もうすぐ還暦だからもう今更どうでもいいけどねー。
・・・ ヒトリゴト、オワリσ(≧ω≦*) ・・・。。
もとい、
極小と云うのは、そうは云っても銀行だとか役所だとか身内の冠婚葬祭だとか家の修理屋さんとか諸々モロ師岡……未だ人間の味を捨て得ざる些事は絶つこと能アタわず。ってな訳。
……まっ、楽して暮らすわけだからそのくらい仕方ない。
against the grain
……意に反して、性ショウに反して、とは、
スピノザ曰くの「能動的生」に反する事態でもあるし、明恵上人曰くの「あるべきやうわ」に反する事態でもある。
故に、その性が小生(及び、居るのなら御同輩方)と異なるまともな方々、即ち ただの知り合いのことを「友だち」とか平気で言える方々、インスタ蠅とかのたまう衆生は、
ただつながっていること、それだけで満足してしまう人々。は、幸いなるかな。
「世間は何の意にも反していない」訳だから世捨て云々は世迷い事に過ぎない。……そして、自由にも……
かく駄弁など跨いで吐き捨て踏みつける価値も無いゆえに、そも一顧だにしていないだろうがネ。
結構毛だらけ猫灰だらけ、である。
…… …… …… (´゚з゚)~♪
さっ、焼酎のお湯割りでも呑んでハイペリオンの続き読もう~。明日も一日雨らしい……
兀