罔兩庵日乗 mouryouan’s diary

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ブログの役割、私論。或いは会話の不毛について 【雑 思想】

ブログの役割、私論。或いは会話の不毛について 【雑 思想】

問い;アフェリエイトもしないし、アクセスを増やしたいわけでもないし、喧伝したり説得したいわけでもなさそうだ。
覚書なら公表する必要はない。
ならば、小生にとってブログとはなんであるか? 

答え;穴である。

寓話「王さまの耳は驢馬の耳」で秘密を知ってしまった男が穴を掘って、穴に向かって「王さまの……」と叫ぶ。
その、穴である。

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現在小生の日常は会話と云うものから断絶している。
無人島や山奥にいるわけではないから孤立しているわけではないが、ほぼ完璧な孤独の中に居る。
好んで居るのだから、基本、問題は無い。
もっと不便な住処スミカで孤立の度を深めたいとさえ思っているのだが、経済的に許されないので(実は田舎の方がランニングコストはかかる)ローンの終わった市街地の持ち家に停滞する日々である。

正直、沢の水と電波があれば、業者の配電もガスも水道も不要なのだが……。

と、云うsituationがまずある。
そのやうな世捨て人にとってさへも、会話の無いことは多少困ったことではある。
なぜなら会話のほとんどの役割は、退屈をまぎらわせること、時間の浪費であって現実的な効用などわずかだからだ。

退屈なのだ。

 ○ ○ ○ ○

社会生活や共同生活にとって会話の役割。

先に書いたように、会話の量的には99%は退屈しのぎ、換言すれば「無駄なおしゃべり」である。
残りわずかに多少実用的なやりとりがある。
その、実用性と無駄なおしゃべりははっきりと別れているわけでもない。

カテゴライズすることにあまり意味もないが、してみる。

A.具体的行動の指示、及び指示されたことの認識の確認
B.具体的問題に対する意思の表明、及び表明されたことの確認
C.感情の言語的表明、及び表明されたことの確認
D.上記指示及び表明を相手が認識した云う事実の即時確認
(あとから、聞かなかったとか言わせない為。念押し)

と、挙げてみても、それらの言明が本当に必要なのか、「為にする」言明なのかは、繰り返しになるが、峻別できない。

個々に何が無駄か考えてみるのも面白い。

真性の無駄話の分析は、今はしない。
小生、ゴミの分別には積極的な方ではないので。悪しからず。

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だから当然、議論や会話と云うもののほとんどは、してもしなくても変わらないものだ。
これは、60年生きてきた確信だ。

話し合いは無駄。と言っているわけではない。
敵対的な問題の妥協点の協定としては、話し合いは必要である。
が、これは会話ではない。(と、思う。)

実用的な問題解決は、黙って一人でさっさとやったほうが余程利益がある。と云う場合が多いのではないか?

三人よれば文殊の知恵。と云うこともあるにはある。
だとしても、かなり抽象度の低い具体的な行動の場合に限られるのではないか?

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さて、小生の場合は、ちょっと変わっていて、迷惑なことに。会話に似ていなくもないが、全く会話ではない「退屈しのぎ」が「大好きな」キャラクターなのだ。

まわりは辟易、いい迷惑だ。
つまり、

X.抽象命題(哲学や思想、科学的論説、言語芸術)の発表。

と云うとお上品だが、要するにペタンテイック且つ複雑怪奇詰めの甘い思い付きの延々としたしゃべりたおし。だ……

ならば書けばいいのだが面倒だ。
独りで話せば気が触れたようだし、「talk to the wall」と云うのも味気ない。 
猫や犬は飼っていない。
よって身近な人が犠牲になるわけだ。
どうせ、興味もなければ、理解もできない話を延々と……全く汗顔の至りだ。

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小生の如くレベルの低い話は別としても、

そもそも抽象度の高い複雑な問題について会話と云うものは成立しないと思う。
ある人の問題提起を、別の人が解決を導くと云うことはあるだろうが、これは会話のレベルの時間内では不可能だ。

数学で例を引く、
難問の○○予想、を利用して、△△さんが証明する。
とかの伝である。(○○、△△は人名)
これは、会話ではない。

そんな短期間の思考は「抽象度が高い複雑な」問題に何の解決も与えるわけはない。
もし、あったとしたら、もともと同じ問題を考えていたのだろう。
これも、会話に見えて会話ではない。

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まぁ、いろいろな異論は予想されるが、とりあえずここまで。

話を首題まで戻す。
要するに、わめく穴(失礼!比喩ですから……)が一人も居なくなった現在、面倒くさいがテクストを打ってアップロードする「天空の穴」
……それが、小生にとってのブログというものらしい。

因って、御清聴に感謝はしない。
以上