罔兩庵日乗 mouryouan’s diary

私的ナ思索ト逍遙ニマツワル散話妄言覚書キ

断腸亭日乗雑感-3.大正九年1920- 【本】

断腸亭日乗雑感-3.大正九年1920- 【本】
2018 09 21)記

三月八日
丸善 広いばかりで価格が高い、と悪口。

……
風月堂によく行くなぁ。
自分は行ったことあったかなぁ?……
03 18八百善、不味くなったと。
銀座のプランタンもだが、
04 13ライオン酒館も、この頃からあったのだな。
よく行く、銀座清新軒とは、どこのことか不明。
……

五月九日
「破障子も張りかへずして家政を口にする、ハイカラの妻君に似たり」
インフラの弱さについてと、大正デモクラシーへの悪口。
論理的にはちょっとおかしい。

五月十三日
麻布に引っ越し。
「名づけて偏奇館といふ」

堀口大学 レニエ
六月十二日
堀口大学、ブラヂルの首都からパリの本屋に命じてレニエーの新刊をプレゼント。金持ちなんだな。

アンリ・ド・レニエ のことだね。
なんて、読んだことないけど…
鴎外の訳がある。フムフムそのうち読もう。
🌕↓↓↓注記)章末に

https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person356.html

似顔絵はこちら、
https://noema-images-archives.com/photo/566

七月二十七日
……先人  亡き父親のことらしい。?

⭕新聞記者
八月二十日
記者の来訪を嫌い、各新聞社に 
「来るなら三ヶ月前にアポとって、30分5円の面会料金払え。
文を頼むなら、手付けに100円 1字につき1円、 3年以内に書いてやる。」云々
と、手紙出す。面白い。確かに偏屈おやじだ。
イイナァ👍

九月十四日
氷川神社祭礼、
「馬鹿囃子深更に至るも止まず」

おー、お祭り嫌い!我が先達なる哉。
ほんとにウルセー。バーカ、馬鹿囃子!

九月廿二日
安木節大流行
「百姓の盆踊りと浪花節を混じたもの」

今で云えば、ラップだな。洗練の対極。アタマワルソウ

十月五日
また、堀口大学からレニエーだ。
このひと義理堅いなぁ~。

十一月九日
「読書に日を消す」

良い言い回しだな。パクろう。
「終日炉辺に読書をす」(十二月某日)よりいい。

十二月八日
貯蔵銀行取り付きにあう。云々
要するに銀行破産。荷風も少し被害受けた。
先生、意外に分散投資。……金に執着あるね。

キュラソー
十二月十七日
「散歩の途中キユイラツソオーを購う」
さて、キュラソー
オレンジはグランマルニエか、ホワイトはコアントローか?
小生の当て推量では、コアントローだと思うが……如何?

でも、結構先生エロいから、グランマルニエかも知らん。
先生好みは、ゴクミ(もう古いなぁ)みたいなエキゾチック系らいしからなぁ~……。

どうでもいいですよっ、、、(古いっ)

十二月二十日
「小説雨瀟瀟筆大いに進む」

晦日
キュラソーを傾けて寝る。
……嘘でも素ン晴らしい。

大正九年了~続く

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🌕↓注記)
不可説
UNERKLARLICHT!
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier
森林太郎(鴎外)訳

を、読んでみた。
文末は、
「なぜと云ふに、死に臨んで優しい顔、美しい国、華やかな身構を思ひ浮べるより楽いことは無い。」

うーん。
僅かにワイルドを思わせる。象徴主義ってるな~。。
でも、最初に思い浮かんだのは、阿刀田高みたいな「奇妙な味の小説」だなぁ、と云うこと。
象徴主義アバンギャルドじゃないんだよね。

あ、それとエキゾティズム。フムフム、すこーし時代の雰囲気がわかってきた。

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