定理「人生とは暇潰し。」
定理「人生とは暇潰し。」
もう少し正確に記すると、
「人の生の時間は本能と、暇潰しの2つから構成される。その他の生物の生は本能のみから成る」
と書ける。
「暇」とは、予め目的が規定されない生の時間、予め意味の与えられていない生の時間を表現している。
「暇潰し」とは、そのような時間を消費することを意味する。
よって、生の時間は、目的を仮定しようがしまいが、意味を付与しようがしまいが、暇潰しである。
続く
ひとつの恩寵
ひとつの恩寵
物質に自由なる意思は無い。徹頭徹尾因果の法則に支配される。
精神の中で、感情はあたかも物質のように因果に支配される。
感情に支配される人は、因果に支配される。スピノザ的に云えば受動の生を生きる。
目の見えない人に貴女の美しさは無力であり、あなたの人間としての魅力だけが問われる。
感情に重きをおかない人は、事実と論理のみに共通な価値を見いだす。
事実の正しい認識と、論理の正しい結論に重きを置く人は能動の生を生きる。
しかしながら、人間社会においてそれを幸福だと感じることは至難である。
至難をなすには力が必要だ。
それを与えられることを恩寵と云うことを理解出来たならば、スピノザの神の概念を半ば理解出来たと云える。
兀
罔兩庵日乗 2023文月15土曜 特等席
罔兩庵日乗 2023文月15土曜 特等席
それほど熱心なファンではないが、相撲が始まると、17~18時はラジオを聞くことが多い。
が、ラジオは建物内では聴けない。
よって、風呂屋や図書館とは両立しない。
まぁ、構わないけど、涼しい場所で相撲聴きながら雑誌でも眺めるのはこの時期ありがたい。
図書館の通りに面した恥ずかしいソファーは普段は座らないのだが、外に面してるってことはラジオ入るのでは?、と、座ってみると、ビンゴ。
まぁ、何でもやってみるものだ。
と、云うわけで優雅に(?)相撲聴きながら夏の予定をたてている。
◯ ◯ ◯
夜中に作った、豚肉とポテトの蒸し焼き。ナンプラー味の肉じゃが、みたいなもの。
冷たいとモモのかたさがやや気になる。ヒレのほうが確実に美味いと思う。
本日も禁酒。
以上 兀
散人散話 2023文月14金曜 最も誤解されている哲学者
散人散話 2023文月14金曜 最も誤解されている哲学者
誤解と云う言葉が、誤って理解される。と云う意味ならば。
最も誤解されている哲学者は、Friedrich Nietzscheではあるまいか?
昨日「アンチ・キリスト」を拾い読みしていて、前々から思っていた事を思い出した。
・・・夕べ、飲んでしまったのでね。
ニーチェは酒にあう。
◯ ◯ ◯
誤解にも質と量があるけれど、質の方は数値化できないが量の方は人数であろうから、問題は誤解している人数の話となる。
これが、他を引き離して断然ニーチェが一位だとおもうのだヨ。
と、云うのは、要するにニーチェは読めてしまうのだ。
そもそも一般に哲学の主要論文(作品)は誤解以前に読まれていない。読んだとしても形だけ文字面追っただけで本気で理解しようとか、或いはしたいとすら思われていないのではないか?。
とにかく、哲学書を通読した人数と云うもの自体少ないと思われる。
そこで解説書なり入門書の出番。
原書は無理でも、最低限その哲学者の専門の(つまり、何でも屋ではなくアカデミックに認められた)研究者の解説書なり論文なりを何点かは読まなくては、全く理解も誤解も思い違いも、誤るも誤らない何も有り得ない。
それはそうなんですけど、ニーチェの解説なり入門書は何故かひどいものが多い。本屋で手にとってはぶんなげたくなる。NHKに出てた学者もひどかった。勿論大学の先生だからちゃんと読んでいるのだろうから、もう端から哲学のセンスが・・・
どうしてそうなるのかは、わからないでもないが今は置いておく。
幸い、ギターもって歌いながらNHKに登場するようなバカな専門家を持たない(ニーチェ以外の)哲学者の本はほとんど読まれていないので、必然的に、そもそも誤解は成立しない。よかったパチパチ。
そもそも論を、云うならば、そもそも哲学なんか人生にも社会生活にも不要だし、哲学書なんて読んでも得することは一切無い。
一切である。
間違いない。
足が悪くもないのに松葉杖を持つ必要はないではないか?。
ところが、何故か人間つーもんは、落語で何一つ不自由の無い若旦那が苦労の真似事をしたがるように、必要もないのに哲学とかしてみたくな時がある。
が、幸い、ハイデガーやカントやスピノザははなっからわけがわからないし、アリストテレスは長すぎるし、、、。
が、ニーチェの場合、とりあえずそのへんの本屋に並んでるし、解説書もいくらでもある。
その上、何故かもとの本も読めてしまう。
最も難解だと思われる「ツェラトストラ」ですら、なんとなく読めてしまう。
読めてしまう哲学って、他にはソクラテスくらいではないか?
しかも、使えそうなカッコいいコピーがいっぱいあるしね。
とりあえず読めてしまえるので、誤解するスタートラインに立ててしまう。
誤解の量は確保されたわけだ。
◯ ◯ ◯
これが、われらのこの世界にとってどう云う意味を持つのかわからない。
が、大部分の読んだ人にとってどう云う意味を持つかははっきりしている。
何の意味も持たない。
なぜなら、誤解した段階でそれはニーチェとは無関係だし、健全な思考が受け入れたのならそれは常識の範囲の事なんだろうから、ますますニーチェは関係ない。
・・・もし、意味を持つとしたらそれは特殊な、とても善くない人にとって意味を持ち、それは世界にとって不幸な事なのだとおもわれる。ニーチェの哲学とは、いや本来哲学とはすべて恐ろしいものなのでR。
と、云うわけで、この話も落ちはない。
「残余の者どもはたんに人類であるにすぎない。人は人類を、力によって、魂の高さによって、凌駕していなければならない―軽蔑によって・・・」
アンチ・キリストの序言ラストから。
どうすか?ひどくない?
以上
P.S.今は素面です
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閑話休題
今晩は、牛肉喰うだヨ。白飯と麦茶で喰うだ。
以上 兀
罔兩庵日乗2023文月13木曜 ラジオじじい
罔兩庵日乗2023文月13木曜 ラジオじじい
今日はやや涼しい。30℃で涼しいって、人間は慣れる動物だこと。
昼寝して飯喰って、16時から風呂に行くことにした。
ラジオのイヤホンを右耳に突っ込んでアロハをひっかけて、大相撲聴きながら1時間歩いて風呂に行く。 もう、どこから見ても完璧なジジイだ。
やった。
・・・やっぱ横綱無理だったな。このまま引退したりして、、、。
オクラは毎日一つ二つ新鮮なのが生えてくるから下から毎日ちぎって食べれる。うらやましいけど、この量はプロだな。
何だか良い匂いがすると思ったらこの花だ。甘い、若い女の子っぽい匂い。おばさんはもう少しエロい匂いかな?
◯ ◯ ◯
あー、いい湯だった。
うーん。帰ったらカルピス飲むかな。うん、健康。
以上 兀